サンプラーを使うとなにができる?

 

「サンプリング」という言葉を見たり聞いたりしたことがありますか?

 サンプリングとは、実際のナマの音、たとえば、鳥の声、何かをたたく音、人の声、楽器を演奏する音などを録音することです。
 なんだ、普通のテープレコーダーでだってナマ録音ができるゾ、などと言うなかれ。オーディオテープに録音するのとはわけが違うのです。
 実際の音をデジタル・データとして録音する、つまり、音を“数値”に置き換えて記録するのです。
 「サンプラー」とは、そういう録音をしたり再生したりする機械のこととご理解ください。

 自分の出したい音が、身のまわりにはあるのだがシンセサイザーや音源モジュールではなかなか作れない、というとき、サンプラーがあればそのまま取り込んで使えてしまうわけです。
 サンプラーに取り込んだ音はメモリとして記憶されるので、それを好きなように加工することもできます。
 テープの逆回しのような再生もできるし、必要だと思う部分だけを切り取って使う、なんていうことも朝飯前。

 サンプラーで録音した音は、サンプラーのキーボードを押して再生します。
 たとえば犬の「ワン」という声をサンプリングしたとすると、あるキーを押すと「ワン」と鳴る。
 そして、高いほうのキーを押すと高い音で「ワン」と鳴り、低いほうのキーを押すと低い音で「ワン」と鳴る。
 その調子で好きなメロディで「ワン、ワン、ワ、ワンッ」と演奏できるというわけなのです。

 「6.音源方式にはどんなものがある?」のページで説明したPCM音源方式のMIDI機器も、同じようにサンプリングした音で演奏できるのですが、PCM音源にはあらかじめサンプリングされた音が入っているけど、サンプラーは自分で音を録音する、という点が違うのです。
 

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