MIDIパッチベイは交差点のおまわりさん?

 

 MIDI THRU(スルー)端子を使えば、たくさんのMIDI機器を接続して同時演奏を行うことができます。
 ところが、あまりたくさんの機器を直列につなぐと、音の出るタイミングがズレたり音がうまく出なかったりするというのは、「MIDIケーブルの長さは5m以内がよい?」でも説明したとおりです。
 そうでなくても、機材が増えるとケーブルも増えるし、それに、これとこれを接続していたけど今度はこれとあれを接続してみよう、なんていうことも増えるわけで、システムをふくらませればふくらませるほど配線がこんがらがってしまうことになります。

 こういうときに便利なのが「MIDIパッチベイ」という機械。
 MIDI IN端子とMIDI THRU端子がたくさん付いているので、それぞれのMIDI THRU端子にMIDI機器を接続すれば、複数の機器を“並列に”つなぐことができます。

 さらに便利なことは、どの機器と機器がどの端子でつながれているかという組み合わせをメモリとして記憶してくれること。
 しかも何十通りもの組み合わせをです。しかも、ちょっとした操作をするだけでその組み合わせを変更することが簡単。いちいちケーブルそのものを差し換えたりしなくてもよいのです。

 機種によっては、そういう組み合わせのメモリをプログラム・チェンジで切り換えるものや、必要のない情報は通さないようにするフィルター機能を持ったものもあります。

 MIDIパッチベイは、まさに、こんがらがった交差点で交通整理をしてくれるおまわりさんの役目をしてくれる便利な機器と言えるでしょう。
 

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