| MIDIケーブルの話をする前に、MIDI端子について少し触れておきましょう。 MIDI機器には、IN、OUT、THRUの3つの端子が付いています。 INは、MIDI信号が入ってくるところ、OUTはMIDI信号を送り出すところです。 そしてTHRU(スルー)というのは、入ってきた信号をそのまま送り出す「通り道」のはたらきをします。 OUTは、そのMIDI機器そのものの信号を送り出す端子ですが、THRUは、INから入ってきた別の機器の信号を“そのまま”送り出す役目をもっているのです。 だから、たとえばMIDI楽器AのOUTと楽器BのINとをつなぎ、さらに楽器BのTHRUと楽器CのINをつなげば、Aを弾いたとき、BだけではなくCも同時に鳴らすことができるわけです。 この理屈でいくと、10台でも20台でも100台でも、無限に楽器をつないで演奏できるということになりますが、ところがドッコイ、あまりたくさんの楽器をつなぐと、ちょっと不都合が起きるのです。 なにしろMIDI信号は大量の情報を高速で送り出しているので、外部からのわずかなノイズによって狂いが生じやすく、MIDI機器を接続するケーブルが長すぎるとトラブルの原因となって、たとえば、つないだ楽器が鳴りっぱなしになったりするなんてことも起こってしまうからです。 MIDIケーブルは短ければ短いほどよく、だいたい5m以内におさめておいたほうがいいようです。 それに、MIDI信号がIN端子から入ってTHRU端子から出ていくまでの間に、ほんのちょっとだけ時間がかかります。2台や3台つなぐくらいでは問題はないのですが、5台、6台と直列につないでいくと「遅れ」がたまって、最後のほうにつないだ楽器の音がうまく出なかったり、音が遅れて出てきたりすることがあります。 MIDI機器の接続には、なるべく短いMIDIケーブルを使い、接続する楽器も2〜3台までにしておいたほうがよさそうです。 |
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