コンピュータミュージックには、いろいろと難しそうな言葉が出てきますが、なかでも「パート」「トラック」「チャンネル」の3つが基礎になっていると言うことができるでしょう。どれも似たようなものに思えるのですが、実はこれが少々違うのです。 「パート」は“部分”という意味。 音楽は普通、いくつかの音で構成されているわけで、音楽の世界でのパートとは“全体の音を構成する部分”ということになります。 「ギターのパート」というように、楽器別に分けて使ったりします。 音源にも「パート」という言葉がありますが、これは次に説明する「トラック」と同じようなもので、この場合は、たまたまトラックと呼ばずにパートと呼んでいると思っていただけば結構です。 「トラック」とは、陸上競技場などのトラックを思い浮かべるとわかりやすいと思いますが、“みち”とか“帯”のようなところ。 録音装置なんかで、テープに録音される帯状の部分のことをいいます。 そこから転じて、いくつかのコンピュータミュージック・ソフトで、1曲分の演奏データをパート別に分割して記録するための格納場所、という意味で使われています。『レコンポーザ for Windows95』には最大99のトラックが用意されています。 「チャンネル」は、“通り道”とか“通信路”という意味です。 コンピュータミュージックでは、トラックに入力された各パートの演奏情報が1本のMIDIケーブルの中にミックスされて送られてきます。 だから、受け取る側(音源)では、送られてきた情報のうち、どのトラックのデータをどのパート(トラック)で受け取ればよいかを判断する必要があります。 そこで、データに信号をつけて区別したのがMIDIチャンネルです。 音源が演奏情報を受け取ったとき、それがどのトラックから送り出されたものか、自分はどのパート(トラック)で演奏すればよいか、がわかるというわけです。 MIDIチャンネルには送信チャンネルと受信チャンネルの2つがあって、同じチャンネルどうしで演奏データがやり取りされます。 まとめてみましょう。 音楽を構成するいろいろな音は、楽譜や音楽理論上での「パート」という場所に入っています。 それが『レコンポーザ』などのコンピュータミュージック・ソフトに乗せられるときは「トラック」という場所に配置され、MIDI音源へわたされるときは「MIDIチャンネル」という通り道を通るのです。 |
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