「レコンポーザ/98 Ver2.5」以降のDOS版レコンポーザでは、「EMSメモリ」を追加することによって、フリーメモリが増えたり、36トラック形式でのご使用(Ver2.5F・Ver2.5G)ができるようになります。
「レコンポーザ/98 Ver2.5」では最低1MB(メガバイト)、「レコンポーザ/98
Ver2.5F」「Ver2.5G」では最低3MBのEMSメモリが必要です。
また、「レコンポーザ/98 Ver3.0」では、4MB以上のEMSメモリが必須です。
ここでは、この「EMSメモリ」の設定方法についてご説明します。
[必要なもの]
● プロテクトメモリ
すでに必要分の「プロテクトメモリ」が搭載されているパソコン機種をご使用であれば、後述の「EMSドライバ」を組むことで、プロテクトメモリを「EMSメモリ」として使用できます。
必要分のメモリに足りない場合は、不足分のプロテクトメモリを「増設RAMボード」等で足す必要がありますので、最寄りのパソコンショップ等でご相談ください。
● EMSドライバ
プロテクトメモリやEMS専用ボード等をEMSメモリとして使用するためには、「EMSドライバ」と呼ばれるデバイスドライバをMS−DOSの「CONFIG.SYS」というMS−DOSの環境設定ファイルに登録する必要があります。
MS−DOS Ver.5以上に標準添付されているEMSドライバは、「EMM386.EXE」というファイルです。
[ハードディスクへのEMSドライバの組み込み手順]
MS−DOSが起動するドライブのルートディレクトリに「CONFIG.SYS」と「EMSドライバ」があることを、まずご確認ください。
ワープロソフトやエディタソフト等で「CONFIG.SYS」を読み込み、EMSドライバを登録する書式を追加します。
(別項にていくつか例を挙げていますのでご参照ください)
書き換えたCONFIG.SYSを保存してワープロ(エディタ)ソフトを終了し、パソコン本体をリセットします。
MS−DOSの再起動時に「×××(EMSドライバの名称)が使用できます」といった内容のメッセージが表示され、さらにレコンポーザの起動時、タイトル画面下に「EMSを○○○ページ使用します」(○○○の数字はレコンポーザの環境設定によって異なります)と表示されれば、EMSの組み込みは成功です。
[運用ディスクへのEMSドライバの組み込み手順]
まず、マニュアルご参照のうえ、レコンポーザの「運用ディスク」を作成してください。
次に、MS-DOSのシステムディスク、またはパソコンのハードディスクから、以下の3つのファイルをコピーしてください。
CONFIG.SYS HIMEM.SYS EMM386.EXE
※ ファイルのコピーには、MS-DOSのメニューやDOSシェル、またはWindowsのファイルマネージャやエクスプローラをご使用いただくと簡単です。詳しい操作方法は、MS-DOSやWindowsのマニュアルおよびヘルプをご覧ください。
運用ディスクにコピーした「CONFIG.SYS」を、エディタソフトやワープロソフトに読み込み、以下のように書き直したのち、ファイルを上書き保存してください。
FILES = 20
BUFFERS = 5
SHELL = A:\COMMAND.COM A:\ /P
DEVICE = A:\HIMEM.SYS
DEVICE = A:\EMM386.EXE
DOS = HIGH,UMB
※ CONFIG.SYSの編集には、MS-DOSの「SEDIT」や、Windowsの「メモ帳」をご使用いただくと簡単です。詳しい操作方法は、MS-DOSやWindowsのマニュアルおよびヘルプをご覧ください。
これで、運用ディスクへのEMSドライバ組み込みは終了です。
運用ディスクをドライブにセットした状態で、パソコンをリセットしてください。
MS-DOSの起動時に「EMM386が使用できます」といった内容のメッセージが表示され、さらにレコンポーザの起動時、タイトル画面下に「EMSを○○○ページ使用します」(○○○の数字はレコンポーザの環境設定によって異なります)と表示されれば、EMSの組み込みは成功です。
[「レコンポーザ/98シリーズ」でEMS使用する際の注意事項]
◆EMSのページフレームが、C000から連続して4ページ確保できるもののみ対応しています。
◆FM音源ボードなどにより、4ページ連続で確保できない場合があります。その場合は、FM音源ボードのROM
BIOSを切り放してください。
(DX,DS,DA,FX,FS,FA等のFM音源内蔵機種では、ソフトウエア・ディップスイッチでサウンドBIOSの切り放しが可能です)
[CONFIG.SYSの記入例]
例1:
CPUが386以上のパソコン本体で、EMSドライバに「EMM386.EXE」および「HIMEM.SYS」(いずれもMS-DOS
Ver5.0A付属)を使用する場合
FILES = 20
BUFFERS = 5
SHELL = A:\COMMAND.COM A:\ /P
DEVICE = A:\MSDOS\HIMEM.SYS
DEVICE = A:\MSDOS\EMM386.EXE
DOS = HIGH,UMB
例2:
CPUが386以上のパソコン本体で、EMSドライバに「EMM386.SYS」(MS-DOS
Ver3.3D/5.0A付属)を使用する場合
FILES = 20
BUFFERS = 5
SHELL = A:\MSDOS\COMMAND.COM A:\ /P
DEVICE = A:\MSDOS\EMM386.SYS /F=C000
例3:
CPUが286のパソコン本体で、EMSドライバに「EMM.SYS」および「HIMEM.SYS」(いずれもMS-DOS
Ver5.0A付属)を使用する場合
FILES = 30
BUFFERS = 10
SHELL = A:\COMMAND.COM A:\ /P
DEVICE = A:\MSDOS\HIMEM.SYS
DEVICE = A:\MSDOS\EMM.SYS
DOS = HIGH
※例1〜3の記入例は、いずれもドライバが「MSDOS」というディレクトリに入っている場合を想定しています。
他のディレクトリにドライバがある場合は、「\MSDOS」の箇所を任意のディレクトリ名に替えてください。
例4:
CPUが286のパソコン本体で、EMSドライバに「EMM4J.SYS」(I/Oデータ機器社製)を使用する場合
FILES = 20
BUFFERS = 20
SHELL = A:\COMMAND.COM A:\ /P
DEVICE = A:\EMM4J.SYS /i
★万一、お試しいただいてもうまくEMSメモリが組み込めない場合は、念のため、各ハードウエアのメーカー等にもお問い合わせください。