GS音源の「パーシャルリザーブ」(SC-55mkII等にある、パートごとの最大同時発音数を制御する機能)をレコンポーザで設定する場合、「トラック・エクスクルーシブ」を用いて入力します。
(注:SC-88シリーズのGS音源では、最大同時発音数が64音もあるので、パーシャルリザーブの機能はありません。そのため、SC-88シリーズ用の曲データを作成する場合は、このパーシャルリザーブの設定を曲データ中で行う必要はありません)
パーシャルリザーブの設定書式は、下図のようになります。
(F0)41 10 42 12 cs 40 01 10 02 06 02 02 02 02 02 02 02 02 00 00 00 00 00 00 ss F7
トラック・エクスクルーシブでは先頭の「F0」の表示は省略されますので、まず「このエクスクルーシブはローランドのGS音源行きです」の意味を持つ「41
10 42 12」、そしてチェックサム計算をクリアさせる「cs」、これらをまず先頭から順に入力します。
次に、このエクスクルーシブは何のためのデータかを音源に識別させる「パラメータ・アドレス」を入力します。GS音源のパーシャルリザーブ設定の場合は「40
01 10」となります。
さて、いよいよ実際のデータ部分です。
GS音源のパーシャルリザーブは、16パート分の設定データを一気に送る必要があります。したがって、16バイトのデータがこの後に続きます。
で、注意すべき点がいくつかあります。
まず、指定するパートは10、1〜9、11〜16の順になります。下図はGS音源のパーシャルリザーブ初期値ですが、「40
01 10」の次の「02」はパート10のリザーブ値で、次の「06」がパート1のリザーブ値、以下パート2〜9、パート11〜16と続きます。
また、この16バイト分のリザーブ値の合計は、なるべく10進数換算で「24」以内にします。
SC-55mkII以降のGS音源では、パーシャルは28まであるのですが、仮に28パーシャル全てを割り振ったエクスクルーシブデータを入力してある曲データを、SC-55(初代)を用いて演奏させると、パーシャル数が24しかないため音源側にエラーが出てしまいます。こうした理由から「GS音源用」として作成する曲データにパーシャルリザーブのエクスクルーシブを埋め込む場合は、リザーブするパーシャル数の合計を24以内にすることをお勧めします。
(余ったパーシャルは音源側で自動的に割り振りされます)
16パート分のパーシャルリザーブ値の入力をしたら、チェックサム計算結果を送信する「ss」を入力、そして「F7」で終わりです。