ニュースリリースCOME ON 最前線

「点字楽譜作成システム」の開発を開始 (98/11/13)

 皆さんは、目の不自由な方が使われる「点字」をご存知ですね。最近は、缶ビールのリングプルの近くにも、ジュースと区別できるように点字が打たれるようになってきました。
 では、点字の「楽譜」があることは、ご存知でしょうか。目の不自由な方たちは、五線で書かれた楽譜を読むことができません。そこで用意されるのが「点字楽譜」なのです。

 ところで、皆さんは、お気に入りの曲を見つけて、これをデータ入力したり、演奏したりしようとするとき、最初に何をされますか? まず、その曲の楽譜を探すことから始められるのではないでしょうか。キーボード奏者向けの雑誌等には、毎号そのときのヒット曲の楽譜が掲載されますし、しばらくすれば、書店や楽器店に、楽譜になって並ぶようになります。
 でも、点字で書かれた楽譜が、一般に提供されているのを見かけることは、ほとんどありません。
 実状は、点字楽譜を必要とする人たちの要望に応えて、ボランティアの方たち等が、「点字ワープロ」を使ったり、点筆と呼ばれる器具を使って「手書き」したりして供給されているだけです。
 これだけ、コンピュータの技術が発達して、点字印字用の「点字プリンタ」も存在しているのに、点字楽譜を容易に作成、編集するソフトウエアは、ほとんど実用に供されていないのです。

 そこで、この度、当社は「点字楽譜作成システム」の開発を実施することになりました。
 私たちのような小さな会社が、どれだけ、社会に貢献できるようなことが為し得るのかは、これからの展開次第なのですが、まずは「目の不自由な方たちの音楽教育や社会参加を支援すること」を目標に、チャレンジすることにしました。
 晴眼者(目の健康な人)の方たちと同じように、音楽を学び、楽しんでいただくことができる、バリアフリーな音楽製作環境のご提供を目指しています。

 進行の状況は、順次、このWebサイト等でお知らせしたいと考えていますが、ご覧の皆さんの中で、私たちの活動に、手を貸してもよい(プログラムの動作テストに参加できる、作成された点字楽譜のチェックが手伝える、等)とお考えいただける方がおられましたら、ご一報いただければ幸いです。

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

※今回の「点字楽譜作成システム」は、JEIDA((社)日本電子工業振興協会)の「高齢者・障害者支援型情報システム開発事業」 公募による支援対象プロジェクトに認定されています。

→JEIDA((社)日本電子工業振興協会)ホームページへ  同・支援対象プロジェクト一覧へ

 

120