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連続提案シリーズ5 テーマは「録音」

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● ご提案ラインナップ ●

  1.音楽作品を世に広める方法…。それが「録音」
  2.MIDIデータだけでは表現できない音楽を実現
  3.自作の音楽作品を、最高の状態で保存するために
テープやMDから、CD-R・ハードディスク・MP3まで…、「録音」にまつわるバラエティ豊かなご提案の数々!

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● 1.音楽作品を世に広める方法…。それが「録音」 ●
自分の作品を他人に聴いてもらう楽しみをご提案

 一生懸命にデータ入力して自信作が完成しても、自分で聴いているだけでは、ちょっともったいない。「こんなに良く出来た作品なんだから誰かに聴かせたい、聴いてもらいたい」と思いますよね。
 でも、DTMシステムで制作したMIDIデータは、音源がないと聴けません。同じDTM愛好家同士なら、データを渡して聴いてもらうことができるかもしれませんが、聴かせたい相手が音源を持っていない場合、データだけを渡しても作品を聴いてもらえません。
 こんなときは、制作した作品を「録音」したものを渡しましょう。

 しかし一言で「録音」と言っても、その方法や使用するメディアの種類は千差万別です。DTMユーザーにとって、作品をより多くの人に、より良い音で聴いてもらうには、方法やメディア、それぞれの特長を知っての上手な方法選択をすることが必要になります。

★いろいろな録音メディア★
【カセット・テープ】
 今や小学生でも、携帯型プレーヤーやラジカセを持っていたりするほど「ポピュラー」なカセット・テープは、どんな相手に渡す場合でも、「聴く方法(プレーヤー)がない」心配の少ない録音メディアと言えます。
 また、みなさんが録音する際にも、モニタリングに使っている音声信号ケーブルを、カセット・レコーダーの入力端子につなぎ換えるだけですので、録音する側にとっても簡便な方法です。
 ただし、記録方式がアナログであるため、どうしても音質やノイズの面で不利になります。

♪♪♪

【MD:ミニ・ディスク】
 民生用の録音メディアとして最近の台頭が著しいのが、MDでしょう。家電ショップに行くと、今やカセット・プレーヤーよりもはるかに多種類の携帯型MDプレーヤーが展示、販売されています。
 デジタル記録方式ですし、録音用機器(レコーダー)にもデジタル入力端子を装備したものが多く提供されていますので、ノイズのない録音を実現できます。
 レコーダーも、据置デッキ・タイプ、携帯型ともに、5万円以下で入手できます。
 しかし、少ない記憶容量(約150メガ・バイト)のディスクに、70数分の長時間録音を行なえるようにするために、音声信号を「圧縮」して記録する方式のため、圧縮しない方式(オーディオCDなど)と比較すると、少しですが音質が劣るようです。

【CD】
 市販されている音楽CDは、「プレス」と呼ばれる大量生産用の製造方式で作られますが、最近では、生ディスクをドライブにセットして、1枚ずつ記録していく方式のCDが登場したおかげで、アマチュアでも手軽にCD録音が実現できるようになっています。
 CD-R(または、CD-RW)ドライブとCDライティング対応ソフトを用意すれば、パソコン・ユーザーであれば、手軽に「CD録音」が行なえます。
 非圧縮(圧縮しない)デジタル記録で、70数分の録音に対応できますので、元の音声信号が上手に用意されていれば、高音質でノイズレスなサウンドを長時間記録できます。
 CDなら、たとえCDプレーヤーが無くても、パソコンのCD-ROMドライブで演奏させることも可能ですので、渡されたほうも困るケースは少ないでしょう。

♪♪♪

【DAT:デジタル・オーディオ・テープ】
 規格上は、CDよりも高音質なデジタル記録をサポートしていることから、業務用に大活躍しているDATですが、民生用としては、ほとんど普及していないのが実状です。
 プロ・デビューを目指してデモ・テープ作りをしているかたや、業務として依頼を受けての音楽制作をされるかた以外は、受け取った側が聴けない場合がほとんどでしょう。

♪♪♪

【ネットワーク】
 記録方式や録音メディアの種類として紹介するには不適当かもしれませんが、録音することの目的が、「自作の音楽作品をより多くの人たちに聴いてもらうため」と考えた場合、今もっとも強力な「メディア」がネットワークであると言えるでしょう。
 テープやディスクを使った録音は、そのメディアを物理的に相手に渡せなければ聴いてもらえませんが、ネットワークを使うなら、相手がどこに居ようとも、(たとえ海外であっても)作品を聴いてもらうことができるという面で、あまりに強力です。
 近年のパソコンやインターネットの普及、回線の高速化、データ圧縮技術の進歩があってこそなのですが、サーバーに保存した音声信号データを、ネットワーク経由で接続したパソコンを使って聴いてもらうことは、今や特別な手法ではなくなってきています。

 ちょっと計算してみましょう。音声信号をCDクォリティ(44.1キロ・ヘルツ、16ビット、ステレオ)でデータ化すると、1秒の音声信号が、172.3キロ・バイトもの容量になります。1分ではこの60倍、10.336メガ・バイト。74分では、約750メガ・バイトで、ちょうどCD1枚分のデータ容量です。
 10ギガ・バイトのハード・ディスクが標準で搭載される現在では、パソコンにとっては、それほどの大容量なデータではなくなってきていますが、ネットワークの回線スピード(ISDNのデジタル回線でも最大64キロ・ビット/秒=8キロ・バイト/秒)を考えると、たった1分の音声データの送信に最短で22分以上かかるのですから、「膨大」とも言える大きさになります。

 そこで登場してきたのが、MP3やWMAに代表される音声データ圧縮技術です。
 3分の曲をCD音質でデータ化すると約30メガ・バイトになりますが、これをMP3にエンコードすれば、1/10の3メガ・バイトにできます。これであれば、ISDNのスピードなら、7分程度でダウンロード可能と計算でき、まだ「待てる範囲」と考えられます。

 さらに、昨今ではADSLやケーブルTVなどの「ブロードバンド環境」も普及してきたので、もはや「あっという間」にダウンロードできる範疇に迫ってきたと言っても良いでしょう。

 また、受信したMP3データを演奏させる「プレーヤー」も、Windows Media Playerに代表されるような無料ソフトや安価なシェア・ウエアが多数提供されていますので、容易に入手可能になっています。

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● 2.MIDIデータだけでは表現できない音楽を実現 ●
デジタル技術が可能にした音楽制作テクニック

 MIDIでの音楽制作では、使用できる楽器の種類が、音源内蔵のプリセット音色に制限されます。
 最新音源では収録する音色数が増えて、スキャットなどの歌声や民族楽器、グラスの割れる音といった効果音までも使用できるようになっていますが、それでも「どんな音でも」とはいきません。
 典型的なものがボーカルでしょう。楽器の音だけを使った、「器楽曲(インスツルメンタル)」であれば、フル・オーケストラ演奏まで実現できるようになったDTMですが、「歌詞のついたボーカルを入れたい」となれば、もう一般のMIDI音源だけでは制作できません。
 ボーカル以外でも、楽器演奏の心得をお持ちのかたなら、自分の楽器演奏を作品に収録したいとお考えになる場合もあるのではないでしょうか。

 こんな要望をかなえてくれるのが、「デジタル・オーディオを活用した音楽制作」です。

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● 3.自作の音楽作品を、最高の状態で保存するために ●
後世に残す音楽制作活動の記録

 みなさんは、ご自身の音楽制作活動を、どのような方法で残しておられるでしょうか。
 DTMの場合、実際に制作して保存するのは、MIDIデータのファイルがほとんどでしょうから、よほどのことがない限り、ディスクに保存したファイルが壊れて読めなくなるようなことは起きないと思います。

 でも良く考えてみると、「そのとき制作した音楽を、後になって再現できないケース」が結構あるのです。
 まず、音源。長くDTMを楽しんでこられたかたほど、初期の音源を使って制作したデータをたくさんお持ちではないでしょうか。
 でも最近は、最新音源をメインで使っていて、従来の音源は接続されていない、なんてことありませんか。最悪の場合、壊れて音が出なくなっていたり、友人に譲ってしまっていたりしたら…。かって制作したデータ自体は、ちゃんと保存されているのに、再現するために器材を接続しなおさないといけない、または音楽として再現できないことになります。

 また、サポート窓口に実際に持ち込まれたケースをご紹介すると、データを5インチや3.5インチ・1.25MBフォーマットのフロッピーに保存していたが、このドライブを装備したパソコンが壊れて読み出せるマシンがなくなった、というユーザー様もおられました。
 これ以外にも、「制作した音楽ソフトの独自ファイル形式で保存していたが、このソフトが動作するマシンが壊れて、演奏させる環境が失われた」といった場合もあるかもしれません。
 これらは、MIDIを活用したDTMシステム特有のトラブルと考えられます。

 このような、「悲しい」「残念な」思いをしないですむように、制作した音楽作品を音として録音し、保存されることをお勧めしたいと思います。

 「とりあえず、カセット・テープで」というのも簡便ですが、アナログ記録であるため、音質面で不利になることに加えて、いわゆる「経年変化」による音質劣化がさけられません。
 何年か後に再生しようとしたときに、録音したときと同じクオリティが再現できることを考慮するなら、やはりデジタル記録方式でしょう。

 その上で、時代が変化しても、「記録したメディアを再生できる装置が、時代遅れになって確保できない」なんてことがなさそうなメディアや方式を選ぶべきです。

 このようなポイントを考慮して録音メディアを選択するなら、今一番にオススメできるのは、ずばり「CD-Rを使った音楽CDとしての録音」です。

 圧縮しないデジタル記録なので最高級の音質を確保できる、メディアやドライブが安価に入手できる、CDプレーヤーさえあればどこでも再生できる、といったメリットに加えて、将来的にも、これだけ(市販の音楽タイトルを含め)音楽CDが普及している状況において、これにとって代われるほど画期的な音楽用メディアが新規に登場しでもしない限り、音楽CDを再生・演奏できる装置が供給されなくなる時代が早期に訪れるとは考えにくいからです。

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